生きてる服を作る
いい加減捨てたらいいのに。というものに服がある。
服にお金なんてほとんどまわらない若い頃。
定価で金額も見ずにショッピング♪
なんて、
ほんとしたことないかも。
曽祖母、祖父、祖母、父、母、兄 友人…
とにかく着ない服は頂いておりました。
いろんな服を着たいけれど、お金はない。
布から作るほど技術もない。
そうなればあるものを、どうにかしないと!
自分の体型と、
その年のはやりも意識しつつ、
作り替えることは必須。
そうでなければ、おかしなサイズを適当に着ないといけない。
いや、自分のサイズでさえも、肩がきつかったり、
丈が短かったり、気に入らないところがいっぱい。
何も気にしない人だったら楽なんだけど、
既成のサイズが合わない体型の私は
なんとしてでもバランスが少しでもよく見える服にしないと
もぞもぞして
落ち着かなかった。
まさに身体の一部を作る感じで服といつも向き合っていた。
なのでお金をかける。
(中年になるとさすがに素材のいいものも買うことがありますが…)
よりも目をかけて、時間をかける。
それに力を注いでおりました。
はさみを持つを危険な私。(特に切れ味のいい裁ちばさみを持つと)
人格が変わります。 シャキーン!
さあ、どれを生まれ変わらそう。
フランケンシュタインを作った博士の気分です。
なんども微調整をして、でも、いつも大体で作っていきます。
ウィンドウショッピングで見たあの服のイメージで。
友達が着ていたあの服のライン!
とにかくリメイクも思いつきです。
そして、リメイクしてもやっぱり日の目をみることもなかった服もあれば、
何十年も現役なものもあって、それはもう服というより
一緒に過ごしてきた生き物とさえ感じてしまいます。
リメイクには終わりはありません。
また形を変える可能性もあって、
生きている間に続けていく日々の作業の一つです。
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