ひっかかりを作る
一番はじめに感じる、ひっかかり。
家の場合、きれいだけど一番よく集まる部屋が狭いな…
印刷物の場合、面白いけど、色のバランスが微妙だ…
本の場合、コピーはいいけど書体と言葉の相性が…
人の場合、いい人だけど、話がなんだか噛み合わないな…
服の場合、デザインはいいけど、トイレがしにくそうだな…
靴の場合、色も形もいいけれど、重いなぁ…。
と、いった風に一番初めに感じるものを
感じなかったものとして押し通すと、
後々になって、大きな穴になって、ひっかかってくることが多い。
買い物だと、「いつもより安くなってるし」
家だと、「もう探してい時間もないし」
「だんだん気に入ってくるかもしれないし」
といろいろとそのひっかかりを消そうとして、
いい訳を一瞬にして思い巡らす。
そうやって、汗だくになって決めたものでも
やはりその一瞬のひっかかりは、後になって小さくなることはなく、
結局変えることになる。
もう何度もこういうことがあるので、
いい加減一番初めに感じたものを信じて、
他を考えたらいいのに、元来のめんどくさがりやが私を後押しするのだ。
ここが私の一番弱いところ。
もしかして、もっといいものに出会えるかもしれない
ギリギリのところまで
がんばればいいものを…
試験でもチャイムがなるギリギリまで考え通せばいいものを…
早々にあきらめて「これでいいや」と気持ちを押し通す。
そして、これでよかったことはない。
このひっかかりは直感ともいうのかもしれないけれど、
一番初めに感じたものは、信じた方がいい。と私は思う。
何回もの失敗で頭ではわかっている。
けれど、大なり小なり、いろんなところで同じ失敗をして、
「またやってしまった」となっている。
この道はなんとなく気持ち悪い。と感じるたらそっちには行かないし、
この人と仕事してもうまくいかないな。と感じたら早々に断る。
無理をすることもがんばることもどんどんと出来なくなっているので、
この「直感」はもっと大事にしないといけないと思う。
そしてこれを邪魔する「欲望と怠惰な感情」を打ち消すこと。
まだまだ修行が足らんわたしである。
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